そこは矛盾に満ちた場所だった。

 

塵ひとつ見当たらないそこは清浄であるが故に淀み、

他の全てを超越するが如きその威風はそれ故に他のすべてから隔絶されていた。

 

そこを知る者たちは、時に敬意と賞賛を、時に畏怖と羨望を、そして時に嫌悪と憐憫を込めてこう呼んだ。

 

 

――千年城ブリュンスタッド、と。

 

この日、その城は何百年か振りになる来訪者を迎えていた。

広く、高い廊下を、たった一人で闊歩しているのは金髪紅眼の男。

スマートな身体を纏う衣服は靴からスーツ、果てはその上から羽織ったコートまで見事に白一色に染め抜かれている。

端整な顔には人好きしそうな笑みが浮かんでいたが、注意深い者が見ればその笑顔が表面的な薄っぺらいものでしかない事がわかっただろう。

彼を真に支配していた感情は畏れと怖れ、そして若干の戸惑い。

その理由は彼が足を向けている場所にこそあった。

王の間。

通常その城の主の威光を示す最高位の空間は、この場所においてはやはり正逆を内包していた。

虚空より無数に伸びる鎖が玉座を縛り付ける様は、まるで城という建造物に於ける最下辺、牢獄のようである。

普通なら困惑するであろう異様な光景に、しかし男が最初に浮かべた表情は安堵であった。

「これはこれは……確かに姫様の仰られた通りだねぇ。実は自分の眼で見るまでは半信半疑だったりしたんだけど」

呟く彼の視線の先には、鎖に縛られた無人の玉座だけがあった。

 

 

 

永月譚〜月姫〜一章‐第一話

 

 

 

「と、言う訳で」

「ダメです」

「……まだ何も言ってないわよ」

即座に出されたダメだしに、執務室の椅子に腰掛けたアルトルージュは視線を横にズラしながら呟いた。

それに対し、彼女と机を挟んで相対する形で立っていたリィゾは「ああ」と頷き、

「では一応聞いてから却下すると言う事で」

「…………」

取り付く島も無い態度に半眼で睨み付けるアルトルージュ。そんな彼女にリィゾは諭すように言う。

「いいですか姫様。貴女はつい先日攻撃を受けたばかりなのですよ。確かに昨日の今日で再度の襲撃を受ける可能性は低い。しかしだからと言って即座に警戒を解く訳にはいかないでしょう。もうしばらくは動かない方が賢明です」

「それは、わかっているわ。……けど今回の事態は明らかに今までと違う。どうしても早い内に、私自ら詳細を確かめたいの」

「妹君を案じられる気持ちはわからなくもありませんが……」

あくまで退かないアルトルージュにリィゾは眉を寄せ、顎に手をやるという考える仕草を見せた。

「しかし行くにしても護衛はどうします? 細かな状況がわからない以上いつ戻れるかは不明。そんな状況で私と姫様が揃って城を空ける訳にはいきますまい。守りの要であるフィナも現状で長期不在は拙い。あとはプライミッツマーダーですが……」

「今回は連れていけないでしょうね。あの子を人間の多く集まる場所になんて行かせたらどんなパニックになるか」

霊長の殺人者たるプライミッツマーダーはそこに居るだけで周囲の人間に『死』の気配を撒き散らす。本人に命じるなり何かしらのアイテムを使うなりすれば、それなりに抑える事は可能だろうがそれとて限度がある。長期間の滞在となれば確実に何かしらの騒動の種となるだろう。周囲の人間に被害が出て、それで行動が制限されるような事になっては困る。

「……せめて仔細が判るまで待つ事はできませんか。それからなら如何とでもできます」

「そうは言うけどね、リィゾ。その仔細と言うのはいつわかるの? 場所はよりによって日本なのでしょう?」

「それは……」

アルトルージュの苛立たしげな指摘にリィゾは思わず口篭った。

日本という国には独自の魔術体系とそれを扱う退魔組織が存在し、『こちら側』に関してはほぼ一手に取り仕切っている。

一応魔術協会や聖堂教会の勢力も日本の彼方此方に入ってはいるのだが、この手の組織間の関係が良好という事はまずありえない。

彼らもその例に洩れず、両組織と現地組織の勢力圏は完全に区切られており、その境界が破られる事は滅多に無いと聞く。加えて島国という地理的な障害もあって日本国内の情報はなかなか外に流れてこないのだ。当然現地の組織と直接のパイプを持たないアルトルージュが日本で起こった事件の詳細を知ろうとするなら、相当の労力と時間が必要になってしまう。

それではダメだ。今回の件は今までとは何か違う。あの娘のあそこまで消耗した姿など見た事が無い。あまつさえ回復もそこそこに再び外に出るとは。ひょっとすると何かとんでもない事態が起こっているのかも知れない。できるなら今すぐにでも飛んで行きたいと言うのが本音だ。

しかしそれは簡単な事ではない。自分の言っているは所詮個人的な我侭に過ぎず、立場を考えればリィゾの言う事の方が正しいのだから。彼を妥協させられるだけのアイデアを提示しなければならない。

こういう事態になってようやく自分の配下の人材の薄さを実感する。現在に至るまでに起こってきた様々な面倒事の全てをリィゾとフィナが処理してくれた。二人がいれば大丈夫と甘え、他に人材を育てるをしなかったツケが今の状況だ。今まで問題が生じなかったのは奇跡としか言いようがない。もし両者のどちらかを失えば、それだけで致命に近いダメージになるだろう。

……まぁそのあたりは追々何とかするとして、当面の問題を考える事にする。

「つまるところ、誰か護衛を用意すればいいって事なんだけど」

「そうですね。しかし姫様の護衛を任せられる相手となると……」

護衛にするからには当然ながらある程度の実力と、それ以上に信頼が必要になる。

信頼と言うとパッと思い付く相手としては庇護下に置いている魔者達だが、彼らには実力面で不安が残る。元々荒事を好まないような連中が集まっているだけにあまり強くないのだ。

――コンコン

二人揃って首を捻っているとノックの音が響いた。入室を許すとリリィに、たった今ブリュンスタッド城より戻ったのだろう、フィナもいる。

「お帰りなさい、フィナ。わざわざ遠い所まで足を運ばせてごめんなさいね」

「いえいえ、とんでもない。主君の為に働ける事こそ騎士の本懐ですとも」

何か珍しく殊勝な事を言っている。普段ならこうならどれだけ助かる事か。

そもそもコイツがリィゾの三分の一でもいいから事務能力を持っていてくれれば、何の問題も無くリィゾを護衛に出発する事ができるというのに……。

「……あの、如何しましたか姫様。め、眼が急に怖いんですけど!」

「は!」

思わず恨みがましい眼で睨んでしまったらしい。

そのうちそちら側の仕事もできるようにしてやろうと心に決めつつ、表向きは謝罪してからアルトルージュには二人にも現状の説明をした。

「ふぅむ、なるほど。確かに仕事面でボクらの代わりを用意するのは難しいですね。しかし護衛としての代わりもそう簡単には……」

フィナも顎に手をやったまま、考え込んでしまった。いつも斜め上の発想をしてくれる彼も今回は妙案が浮かばないらしい。

手詰まりか、とやや空気が重くなったその時、少し離れた所で控えていたリリィが小さく挙手した。

「あの〜、護衛ってどなたでもいいんですか?」

「貴女何を聞いていたの? 誰でもよくないからこうして悩んでいるのでしょう」

「いえ、そうではなく。つまり外部の方にお願いしてもよろしいのですか、という事なんですが」

「……え?」

 

 

リリィのアイデアとは引き受けてくれそうな外部の者、つまるところ以前知り合った七夜慧を頼ってみてはという事だ。

確かに彼ならある程度強力な“魔”とも渡り合える。アルトルージュが力添えすれば、二十七祖クラスにも対抗できるかも知れない。

そして何よりアルトルージュ自身もう一度彼と会ってみたいと思っていたところだ。二つの欲求を満たせる一石二鳥のアイデアと言えよう。

しかし当然と言うべきか、その案がすんなり通りはしなかった。

「私は反対です!」

アルトルージュに詰め寄ったリィゾが鋭く反対する。

「如何に手が足りぬとは言え、外の者に頼るなどと……。いえ、それ以前に死徒が退魔師に護衛を依頼するなど聞いた事がありません。相手が寝首をかかない保証などどこにもない!」

それは確かにその通りだ。しかし……

「でもね、リィゾ。彼と会った時、彼はこう言ったのよ。「相手を信じるのは“信じられる”と感じたからだ」って。私は彼の事を信じられると思う」

「彼が、そんな事を……」

彼は死徒である自分を信じると言い、実際に命がけで守ってくれた。ならこちらも向こうを信じてもいいのではないか。

アルトルージュが伝えた言葉に、リィゾは感銘を受けたようにしばし沈黙し……そしてゆっくり頷いた。

「成程。思い込みの激しい、アブナイ少年ですな。もう少し賢い人間かと思っていましたが、少々失望です。姫様、やはり友人は選んだ方が宜しいかと」

「色々台無しですよ!?」

実も蓋もない反応に思わずリリィが突っ込む。だがアルトルージュは慌てず、今の台詞で酷く傷付いたように見える哀しそうな表情をリィゾに向けた。

「そう、リィゾはそう思うのね」

「……姫様?」

「私はね、リィゾ。慧のあの言葉を聞いた時、凄く共感を覚えたの。だって……私がリィゾと出会った時も同じ事を思ったんですもの!」

「――!!!――」

リィゾが雷に打たれたかのように硬直する。そのまま数分微動だにしないリィゾに流石に心配になったアルトルージュが名前を呼ぶと、ようやく反応を見せた。突然膝を折り、床に崩れ落ちたのだ。唐突な動きに他の全員がビビリまくる中、リィゾは微かに身体を震わせながら身を上げた。

「姫様……」

「ハイ、何でしょう!?」

アルトルージュも思わず敬語だ。しかしそんな主の様子に気付く事無く、リィゾはそっと目尻を拭った。泣いちゃってるらしい。

「今のお言葉、深く感じ入りました」

「そ、そう? そこまで大した事ではないと……」

「いえ! お仕えしてきた永年が今の一言で報われた想いで御座います!」

効果は抜群だ。抜群すぎてちょっと怖いくらいである。

「わかりました! 姫様が信じると仰るなら私もあの少年を信じましょう!」

「!――本当に?」

「無論!!!」

リィゾは力強く頷き、では早速連絡をつけてきますと退室していった。全員、沈黙して閉じられたドアを見つめる。と、「我が生涯に一片の悔い無し〜!」とかそんな感じの絶叫が聞こえてきた。

「……いやぁ、リィゾ様も男性ですねぇ」

「ちょろいわね」

感心したように呟くリリィにうんうんと頷きながらぶっちゃけるアルトルージュ。本人のいない所での容赦の無さにフィナが思わず戦慄の表情を浮かべた。

「ともあれこれで話が進むわね。とりあえずリィゾが慧の連絡先を調べてくるのを待ちましょう」

「あ、慧様の電話番号なら私知ってますよ」

「……どうして、知ってるの?」

「聞いたら教えてくれました」

何故か、腹が立った。

「あ、姫様ちょっと怖い」

「……まったく。そういう事はもっと早く言いなさい」

「申し訳ありません。なかなか言うチャンスが無くて」

「まぁ、いいわ。貴女が知っているなら話は早い。早速連絡するから、慧の番号を教えなさい」

「あれぇ、姫様手ずからかけるんですか〜?」

「……余計な事はいいから、速くなさい」

「はいはい〜」

何故か妙にニヤニヤしながらリリィが言った番号を、机の上の古めかしいデザインの電話に入力する。

しばし呼び出し音が鳴った後、僅かなノイズと共に回線が繋がる。もしもし、と言おうとしたその瞬間、

『はいっ、こちら七夜です〜!』

受話器から飛び込んできたのは妙に元気が良く、ちょっと幼い感じの“女の子”の声だった。

 

 

『あれぇ、いたずら電話かなぁ? もしもしもしもし〜?』

受話器からは困惑した女の子の声が洩れ続ける。

アルトルージュは予想外すぎる展開に頭が真っ白になり、その声に反応できないでいた。なんで慧にかけたのに女の子が出るのだ?

一言も喋らず固まっているアルトルージュを不審に思ったリリィとフィナが失礼しますと肩を揺さぶってくれるまでその混乱は続いた。

「こほん……失礼。失礼ついでだけど、これ……七夜慧の番号で間違いありません?」

『うん、そーだよ!』

「そおですか」

とりあえず間違えてかけた訳ではないらしい。そこは問題無し、と。

「ええと……彼は?」

『けーくんはお昼寝中だよ。けーくんにご用なのかな?』

慧に用があるから慧の番号にかけているに決まっているだろうに。

何か自分でもよくわからないゲージが溜まっていくのを自覚しながら、それでもアルトルージュは平静を保ってみせた。

だいたい声から察するに相手は子供だ。子供相手に熱くなってどうする。……そもそもなんで熱くなっているのだ自分は?

電話の片方が一人悶々としている間に、受話器の向こうでは変化があったらしい。「あて!」という小さな声の後、聞き覚えのある声が流れてきた。

『こら、ユーフィ。何してるんだお前』

『う〜、けーくんが寝てるから代わりに取ってあげたんだよ。それなのに殴るなんてひどいよ!』

『殴ってない。叩いただけだ。それに勝手に人の電話取るなって何度も言ってるだろ』

『親切でやってあげてるのに〜』

『頼んでない』

『なんだよ、けーくんなんて一人じゃまともに御飯も作れないくせに〜』

『メシくらい自分で何とかできる』

『何とかってけーくんほっといたらインスタントばっかりだよ』

『……別にいいだろ。楽なんだよ』

『それじゃからだに良くないよ。だいたいけーくんはねっ』

『あー、うるさい。非常に大きなお世話』

『むー、もういいよぅ。けーくんのばかー』

おそらく受話器を投げ付けたのだろう。一瞬のノイズの後、ぱたぱたと遠ざかっていく足音に、はぁ、という溜息が続いた。

『アレ、まだ繋がってる。アンタひょっとして暇人?』

本当に切ってやろうか。しかし向こうの言う通りかもとも思ってしまってアルトルージュは脱力した。

 

 

 

『護衛? 俺が?』

「ええ。引き受けてくれると助かるのだけど」

『ん、事情はわかったが……生憎そういうのは受け付けてないな。どうにも性に合わなくて』

「そう……」

アルトルージュは落胆を隠すのも忘れて溜息を吐いた。同時にフィナとリリィに目配せする。二人とも残念そうな表情を浮かべて退室していった。リィゾと合流して次の手を考えてくれに行ったのだ。

『なぁ、何をそんなに焦ってるんだ? 俺なんかを頼らなくても時間さえかければ何とかなるだろうし、それ以前に日本で何が起こってもあんた等が被害を被るわけじゃないだろうに』

アルトルージュの溜息を聞きとがめたのか、慧が訝しげに訊いてくる。そう言えば彼には急ぎ日本に向かいたいという事しか話していなかった。『死徒の姫君』がこんな必死になっているのだ。不思議に思うのも当然だろう。

正直断られた以上、慧にはもはや用は無い。話などしている場合では無いとも思うが、だからと言ってすぐに次手を思い付ける訳でもなかった。気分転換にちょっと話すくらいなら構わないだろう。

「私にはね、妹がいるの。ひょっとするとその娘が困った事態になっているかも知れない。その確認と、もし本当に困っていて、私にできる事があるなら力になってあげたいと思ってね」

『妹?……ああ、アルクェイド・ブリュンスタッドか。名前くらいは知ってる。ふ〜ん、『真祖の姫君』は今は日本にいるのか。それにしても……』

何かを言いかけて口篭る慧。今度はアルトルージュが聞きとがめた。

「何? はっきり言いなさいな」

『ああいや、大した事じゃないんだが。君と『真祖の姫君』がそこまで仲がいいとは知らなかった。仕事柄、死徒とかの情報は耳に入れてるけど、そういうのは聞いた事がなくて。意外だな、と。……アレ? でもそこまで親しいならそんな遠回りな事しなくても本人に連絡取ればいいのでは』

「ゔ。それは……」

『何だ?』

「いえ、別に……」

『ふむ……さっき「はっきり言いなさいな」とか言ってた気がしたが』

「うぐっ」

ついさっき言った自分の台詞で返されてしまった。観念して白状する。

「実のところ仲は良いとは言えないわ。むしろ向こうからは嫌われてるかもね。昔ちょっと色々あって……戦った事もあったし」

『……その昔とやらに何があったのかは知らないけど、君はそいつの事が好きなんだろ。だったらちゃんと話して仲直りすればいいんじゃないか』

「無理よ。真祖というのはね、無駄な事ができないの。あの娘にとって、私という存在は話し合う程の価値が無いのかもね……」

『それでも、アルクェイド・ブリュンスタッドの力になりたいのか?』

「ええ…………今の『私』が在るのはあの娘のおかげですもの」

最後の一言は慧に話すというより、自分に語り掛け、噛み締めるような響きになってしまった。そこから如何なる感情を読み取ったのか、慧もまた沈黙している。

少し話しすぎたかも知れない、とアルトルージュは後悔した。特に最後のあたりは他人にするには自分の心情を晒し過ぎた。

「話はここまでにしてもいいかしら。そろそろ他の手を考えないといけないし」

何となく気まずくなってそんな事を言っておく。まぁ嘘では無いのだが。しかし電話を切ろうとした瞬間、受話器の向こうの慧が「待て」とそれを留める。

『護衛の件だが……受けてもいい』

「え、でもそういうのは受けてないのでしょう?」

『うん、だから今回だけ特別』

「さっきは断ったじゃない。どうして気が変わったの?」

『ん……思わぬところで姉妹愛に触れて感動したから、とかどうだろう』

「……ふざけてるの?」

『ふざけてなんてない。姉妹……家族で仲良くしたいと思うのは当然の事だろ。孝行したい時に親は無しって言葉もあるしな』

淡々とした口調で言われた冗談みたいな台詞に少々ムカッときて、アルトルージュは不機嫌な声を出した。一応真面目に訊いているのだ。それなりの返事をしろと言いたい。だが彼は全く変わらぬ様子で続けた。その言葉に込められた意外な強さに驚く。……最後のは大分違うと思うが。

「まぁいいわ。とにかく協力してくれるという事でいいわね」

『ああ、出発はいつだ?』

「なるべく早い方がいいわ」

素早く慧をこちらに呼び寄せる為の段取りを練る。他にも色々と準備が必要だ。

慧に幾つかの指示を伝えて電話を切る。しかしその前に

「慧」

『ん?』

「ありがとう。感謝するわ」

『ああ』

さて、行くとしよう。極東の島国、日本へ。

 

 

 


 

後書き

あけましておめでとうございます。

さてさて、新章突入です。

一応、月姫はアルクグッドエンド後という事になってます。と言う訳で再び日本へ向かったアルクェイドを追ってアルトルージュも日本へ。

そしてそれに追従する慧にもまた新たな出会いと再会が待っています。これからの展開に乞うご期待と言っておくw

 

 

話題は変わりますがキャラマテ読みました。

アルトルージュが私の考えているアルト像とかけ離れているっぽい……のは当然として、アルクとも仲良しってのも無さそう?

でもウチはこの路線で行かせて頂きます。変えると作品自体が瓦解してしまいますので……。

 

この期に断らせて頂きますと、この作品公開以降に発表された公式設定については無論極力摺り合わせていくつもりです。

しかし取り入れる事によってこの作品自体が否定されてしまうもの、大幅な改変が必要になってしまうものもあるでしょう。

また私の個人的嗜好(ぶっちゃけ単なる我侭ですが)で譲りたくない部分に影響するものもあるかも知れません。

そういった設定については必ずしも沿えるとは限らない事を、前もって謝罪させて頂きます。

また『全自動月姫Links』から来て下さっている方々はご存知と思いますが、『永月譚』は『クロスオーバー』にもチェックが入っています。

上記に記した『断り』はクロス先にも適用されます。

以上の事をご容赦下さい。

 

ただこれらの『断り』は新規設定無視部分についての批評全てを拒絶するものではない事をご理解下さい。

『断り』を踏まえたその上で、「この設定は組み込めるんじゃないか?」、「これは無視しちゃダメだろう」と感じた部分に関しては指摘して頂いて結構です。

そう言った部分を見つけた方は私を鍛えるつもりで遠慮無く仰って下さい。ただし最低限の礼儀は守って下さいね(今のところ問題のある方はいらっしゃらなくて感謝の言葉もありません)。

 

 

 

BBSについて。

ウチのBBSは一定期間書き込みが無いと消滅するタイプのものだそうな。

これはアレですね。筆の激遅い私に「せめてBBS消える前には更新しろよ」という天の采配ですかね。

ハイ、ガンバリマス。

 

それでは今回はこれで失礼します。また次話でお会いしましょう。

 

 

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